Exhibition No.4 : PARKER POPUP STORE
東京は代々木公園前に佇むデザインオフィスTokyo pm.が営むPARKER。
彼らが国内外からセレクトしたプロダクトは、暮らしを少し楽しくしてくれます。
そして、それはまるでどこか旅をしている感覚のよう。
面影 book&craftの設計デザインも手がけたTokyo pm. / PARKERが
9日間限定のPOPUP STOREとしてオープンします。
テーマは「旅と記憶と。」
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PARKER POPUP STORE
開催日:2022年3月19日(土)〜3月27日(日) ※この期間は平日も営業いたします。
時間:12:00 - 18:00
場所:面影 book&craft(〒386-0012 長野県上田市中央1-6-19-1F 面影 book&craft)
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<出会い>
こちらのPARKERさんと面影店主の出会いは2019年ごろになります。
その当時、PARKERさんが拠点にしていた東京・代々木公園の前(現在は新店舗への移転中)で営業されていた時に、自分もちょうどご近所のインテリアショップで働いていて、週末にポップアップレストランやマーケットを開催したりしていたPARKERさんにはよく足を運んでいました。(半分は自分が働いていたショップの店番をサボって遊びに行っていました。)
そこに広がる空間は、古い古民家をリノベーションしたと思えないくらい洗練され、どこか異国に旅に来ている気分にさえさせてくれたのも良い思い出です。
この居心地の良さがどこから来るのかということを、ショップを訪ねるたびに考えていましたが、それは内装の素材選びやそのコントラスト、ディテールへのこだわりの積み重ねがそうさせているということに気がつきました。
その当時は、まさか自分自身のショップをオープンさせるとは思っていませんでしたが、もし仮にいつかショップを作ることがあったら、PARKER / Tokyo pm.さんにお願いしたいなと密かに思っていたのでした。
<記憶>
そんな出会いの場所でもあったPARKERの拠点が建物の老朽化により移転をこの春します。このPARKERという場を作った山本さんのこれまでのキャリアのことや建築・設計に対する考え方などを旅の視点で面影飛行でインタビューをさせてもらいました。
山本さんが見てきた“景色”、そしてこれからの“景色”の断片です。
<旅と記憶の香り>
PARKERが扱う代表的なプロダクトの一つとして、ロンドンのフレグランスブランドEarl of Eastがあります。
初めてPARKERを訪ねた時に8から10種類程あるキャンドルのテスターを香りながら、どれにしようか吟味したのを覚えています。
このキャンドルは化学調香料を一切使用していない100%大豆由来のソイワックスから作られ、芯には天然コットンなどの自然な作りになっています。
見た目も薬剤師が使用している綺麗なアンバー色のJarを使用しているので、キャンドルをつけていない時もインテリアとして空間にストーリーを付け加えてくれます。
私たちが初めて買ったEarl of Eastのキャンドルは、当時住んでいたヴィンテージマンションの雰囲気と合わせて、フランスのヴェルサイユ宮殿の庭園をイメージした「Jardin de la Lune」のキャンドルでした。
その後も空間のシーンに合わせて、色々な種類をリピートしています。