about book&craft

面影 book&craftには、『より良く、生きよう。』というメインコンセプトがあります。

この『より良く、生きよう。』という言葉には、自分にとっての心地よさとはなんなのだろうか、といった問いかけが含まれているように思います。そのためには、自分の物事の基準に自分自身が気が付く必要があるのですが、そうした自分に立ち返り省みる時間、つまり自分の時間にアクセスするための助けになるのが『本』や『モノ』なのだろうと私たちは考えています。

『本』を読んでいる時にストーリーをなぞった言葉だけでなく、自分の心の中に浮かんだ内なる声や内容とは関係のない新しいひらめきが湧いてきた経験は、誰しも一度は体験したことがあるのではないでしょうか。そのような状態が、真に自分自身の内なる声に耳を澄ませているということなのではないでしょうか。

同時にこうした状態は、不思議と電子媒体ではなく紙の『本』で読んでいる時に度々訪れるように思います。それはつまり、紙の『本』は、著者の『視点』や『思考』をフォントや紙質、装丁などのデザインで表現されており、総体としてそのスタイルが体現されているからなのでしょう。

本のほかにはデザイン家具やインテリアプロダクト、クラフトを扱っています。

プロダクトの選定は作っている人たちの考えなどを自分たちがしっかりと語れるプロダクト、特に五感で感じられるようなプロダクトを選んでいます。それらは日常の中の非日常、つまりプロダクトを通して少しスロウなテンポを演出してくれることでしょう。

bookという言葉には『証』という意味もあるそうです。
書き手の『証』、作り手の『証』を感じ、楽しんでみてください。

 

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