Exhibition No.15 : 赤阪友昭 写真展 『ポルトレ - 地上を旅する星たち -』




 

 

 

面影 book&craft にて、写真家・赤阪友昭さんの写真展を開催します。

 

雑誌『coyote』等での写真と文の寄稿や、『星野道夫トーテムポールプロジェクト』(2008年)の共同プロデュースをはじめ、カナダ・アラスカやモンゴルなどの世界各地、また現在は日本各地を訪れ、山や森の残された原初の信仰、縄文文化や祭祀を撮影・取材している赤阪友昭さん。

 

本展示では、アラスカやカナダの原野で生きる先住民やモンゴルの草原に暮らす遊牧民たち、北海道の地で生きる誇り高きアイヌ、スペインの星の巡礼路を黙々と歩む巡礼者たち、日本の神楽の守り人、台湾の森に生きる原住民たちの肖像「ポルトレ」・風景写真を展示します。

 

以下、赤阪友昭さんよりメッセージです。

 

 

私たちの命やこの世界を支えているのは、目に見えない、そして、それゆえに決して知ることのできない世界の「何か」です。写真はその「何か」を伝える力があると信じています。私たちが写真の被写体の向こうに気配や風、匂いを感じるとしたら、それがその「何か」なのかもしれません。

 

私たちは誰しも孤独な存在です。この世界のあらゆる命は唯一点の孤独な存在なのです。しかし、どれほど孤独な命であろうとも、この世界に満ちている他者との関係性なしに存在することはありません。この世界のすべての命を支えているのは「個」と「個」の間に満ちている「関係性」ともいえるでしょう。その関係性の連鎖が私たちの世界を存在させている。もし、そうだとしたら私たちの誰しも「孤独な個」としてこの連鎖をつなぐ役割をもって生きていることになります。

 

個が唯一点として生きていることは、気高いことであり、この世界の調和を生み出す原点であり、次の世界へ向かうエネルギーの源だと思います。今回の展示では、これまで私が撮影してきたアラスカやカナダの原野で生きる先住民やモンゴルの草原に暮らす遊牧民たち、北海道の地で生きる誇り高きアイヌ、スペインの星の巡礼路を黙々と歩む巡礼者たち、日本の神楽の守り人、台湾の森に生きる原住民たちの肖像写真を展示します。

 

世界のそれぞれの場所で「個」として生きる人たちの存在が「何か」によって繋がっていることを感じていただければ幸いです。

 

 

会期中には、赤阪友昭さんによるお話会、写真館などのイベントも開催します。

 

赤阪友昭
米国チュレーン大学法律大学院修士課程修了後、米国国際会計事務所、国内法律事務所勤務を経て、阪神淡路の震災を機に写真界へ異色の転身。狩猟採集や遊牧を生業とする先住民や遊牧民の生活やそれを支える精神世界に魅せられ辺境への旅をはじめる。

雑誌やメディア、国立民族学博物館など公共施設での写真展やプログラム制作などに作品を提供し、国際文化交流プロジェクトの企画·実施、写真ギャラリーの運営など活動は多岐にわたる。東日本の震災後は、福島県の立入制限区域内で撮影を続け、福烏県南相馬市と短編映像「水の記憶、土の記憶」を共同制作する。

映画関係では、ドキュメンタリー映画 「新しい野生の地—リワイルディング」(オランダ)の日本語版を制作し、全国で劃場公開。2022年には、「星への祈り」をテーマにしたドキュメンタリー映画『銀鏡 SHIROMI』を制作·監督し、全国にて劇場公開。本作品は、東京ドキュメンタリー映画祭において人類学・民俗映像部門でグランプリを受賞している。

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Exhibition No.15 : 赤阪友昭 肖像写真展「ポルトレ―地上を旅する星たち―」

期間 2024年5月17日(金)〜6月2日(日) 毎週金土日
           ※5月18日(土):赤阪友昭さん お話会(事前予約制)
           ※5月25日(土):面影ポルトレ写真館(事前予約制)

時間 金:12:00 - 16:00、 土日:12:00 - 17:00

会場 面影 book&craft(〒386-0012 長野県上田市中央1-6-19-1F)

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赤阪友昭さん お話会『ファインダー越しの世界』

 

 

写真展の開催に合わせて、赤阪友昭さんとのお話会を開催します。
世界を旅し、大地と宇宙を大切にしている先住民や遊牧民などの写真を撮影していく中で、この世界のすべての命を支えているのは「個」と「個」の間に満ちている「関係性」 なのだという考えに辿り着いた赤阪さん。

今回のお話会は『旅』と『写真』を中心にお話を伺っていきます。

赤阪さんのファインダーを覗き込むような時間になればと思っています。

※こちらのお話会は、面影 book&craftのポッドキャスト『面影飛行』の公開収録も兼ねています。

 

【開催概要】
開催日:2024年5月18日(土)
時間:13:00 - 14:30
料金:2,200円(税込)※ワンドリンク付き
定員:15名
予約方法:以下のリンクよりオンラインチケットをご購入してください。 事前決済・予約制となります。(※事前決済が難しい場合は当日支払いもお受けいたします。店頭・ メール (hello@omokagebnc.com) にてお問い合わせください。)
※当日のキャンセルについてはご返金致しかねます。ご了解ください。

 

 

 

面影ポルトレ写真館

 

一日限定の写真館をオープンします。
写真家・赤阪友昭さんに昔の写真館で使われていた大判フィルム(4x5)でのポートレート撮影をしていただきます。

ご家族での写真はもちろんのこと、いつの日かの『面影』を残していただければと思います。

完全予約制の写真館となりますので、オンラインショップからご予約の上、会場へお越しください。なお、写真の引き渡しには二週間から一ヶ月程お時間を頂きます。

 

【開催概要】
開催日:2024年5月25日(土)
時間枠:10:00- / 12:00- / 13:00- / 14:00- / 15:00- ※時間は1時間を予定しております。
料金:19,800円(税込/送料別途/額装別途)※ 写真サイズは六切り(20.3×25.4cm)です。
予約方法:以下のリンクよりオンラインチケットをご購入してください。事前決済・予約制となります。(※事前決済が難しい場合は当日支払いもお受けいたします。店頭・ メール (hello@omokagebnc.com) にてお問い合わせください。)
※当日のキャンセルについてはご返金致しかねます。ご了解ください。

 

 

面影 book&craftから徒歩3分のご近所さんの上田映劇では、5月24日(火)から30日(木)まで、赤阪友昭さんが監督を務めた映画『銀鏡』の上映を行ないます。
http://www.uedaeigeki.com/coming/22408/
それに合わせて28日(火)から30日(木)は通常は休業日なのですが、面影 book&craftも臨時営業(12時から16時まで)いたします。
ぜひ上映前後のお立ち寄りください。

面影 book&craft

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¥19,800
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