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ウズベキスタン日記

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『ウズベキスタン日記』文・金子泰子、絵・金子敦 / Blood Tube Inc


未知の国だからこそ、面白い

 

夫婦でデザイン会社を立ち上げ、広告制作から出版、ブランドデザインなど様々なジャンルのデザイン&アートディレクションを行う「Blood Tube Inc」。傍らで、Blood Tube Booksとして自費出版をする旅日記シリーズの第一弾。


『ウズベキスタン日記』は、20144月に夫婦でウズベキスタンを旅したときの記録で、文章を金子泰子さんが、絵を金子敦さんが、写真とデザインをお二人で手がけられています。


泰子さんはサン・アド、敦さんは博報堂を経て独立、という広告業界でクリエイティビティを発揮するお二人なだけあって、一歩踏み込んだ視点や、旅先で出会った人々との細かな描写にぐいぐいと引き込まれてしまいます。くすっと笑えるところも多々あり。


そしてウズベキスタンという生活習慣や街並みがイメージしづらい国だからこそ、聞いたことのない地名や料理に読む側の想像力がかき立てられ、等身大の文章がさらに一緒に旅をしている気分を味わわせてくれます。


文章と共に写真やイラストも多数散りばめられ妄想を後押ししてくれつつ、レイアウトも見やすいため、読むのが疲れないし、バランスのよい紀行本だなぁと個人的に思います。


未知の国、ウズベキスタン。

本書を読めば、きっと「いつか行ってみたい!」国となることでしょう。

 

Blood Tube Inc.
Blood Tube(ブラチュー)は旅するデザイン会社です。金子泰子はサン・アド、金子敦は博報堂を経て、2005年にBlood Tube Inc.を設立。ブランディング&ロゴ・CIデザイン / 広告制作 / キャラクターデザイン / 新商品開発&パッケージデザイン / 映像制作 / 空間デザイン・サイン計画 / 書籍・雑誌制作(執筆・編集・デザイン)などをやっています。おもな著書に『ウズベキスタン日記』『イラン・ペルシア日記』『ぼくはパン』(Blood Tube Books)『くまのテセウス』(パイ インターナショナル)、絵本の挿絵に『おうちでんしゃ』(パイ インターナショナル)がある。
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