縄文アートを旅しよう！　日本遺産　星降る中部高地の縄文世界　山梨県・長野県

縄文アートを旅しよう　日本遺産 星降る中部高地の縄文世界 山梨県・長野県 / 企画・塚本レイ子（株式会社塩崎ビル取締役会長、株式会社ルミエール取締役会長）、監修・三輪嘉六（前九州国立博物館　館長） / 求龍堂

読めば読むほどドツボにハマる土器沼

山梨・長野の両県にまたがる中部高地より出土した縄文中期の土器・土偶から厳選した103点のアート性と、知恵と豊かな感性に満ちた縄文時代の人々のくらしを紹介する一冊。

見どころが２つあって、ひとつは掲載するすべての出土品を新しく撮り下ろしているところ。

黒背景で際立つビジュアルを様々な角度からじっくりと眺められます。

もうひとつは、それぞれの出土品が収蔵されている所蔵館の情報がしっかりと掲載され、かつ出土品と各館情報は学芸員の方が丁寧に熱量高いテキストで書かれているところ。

学芸員の方からすれば、所蔵している作品はきっと我が子のように可愛いはず。

愛する我が子を知ってほしい！と言わんばかりの熱量が静かに、そして熱く伝わってくるようなテキストを山梨・長野あわせて23館、語り口調なのでまるで館内ガイドツアーに参加しているような気分ですらすらと楽しく読むことができます。

さらには、縄文時代や土器に関する基礎知識や黒曜石にまつわるコラムもあり、一冊で中部地域の縄文について網羅的に知ることができる内容となっています。

読み込めば読み込むほど、土器への愛着と縄文へのロマンが深まっていきそうな一冊。

そして写真だけでは足らず、実物を見に行きたくなってしまうかもしれません。

＜目次＞

「縄文人」からの、とてつもない問いかけ

縄文時代はどんな時代？／長澤宏昌（前縄文王国山梨実行委員会　会長）

何に見える？これはまるで･･･

いよいよ山梨県・長野県の土器・土偶アートの旅の始まりです。

縄文ムラの様子を想像してみよう！

中部高地の遺跡分布図

縄文の里、中部高知（山梨県・長野県）はココ！

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