WORKSIGHT[ワークサイト]23号: 料理と場所 Plates & Places
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WORKSIGHT[ワークサイト]23号: 料理と場所 Plates & Places / 編集・WORKSIGHT編集部、若林 恵、ヨコク研究所、黒鳥社、山下 正太郎 / 学芸出版社
食は土地の彩り
旅をすると必ず立ち寄る場所があります。それはその土地その土地にあるスーパーマーケットです。信州で言えば代表するローカルスーパーマーケットの『ツルヤ』が挙げられるかもしれません。自分が幼い頃からあったように思いますが、信州のお土産を買いたいならお土産屋さんよりも『ツルヤ』に行け!と言いたくなるほどオリジナルの商品は目を見張るものがあります。
海外に目を向け日本のスーパーマーケットと比較してみると、日本のスーパーマーケットのサービスクオリティに改めて気付かされることでしょう。レジは皆、座りながらやっているし、商品の陳列方法もそのお国柄が出ていると思います。日常生活の中で必ず必要となっているスーパーマーケット。だからこそ、その国の物事との距離感というものが如実に出てくるでしょうし、良い悪いとかではなく、まずその国のことを知るための一つのきっかけとして、是非旅先のスーパーマーケットに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
さて、本書『WORKSIGHT』はコクヨ株式会社ワークスタイル研究所が発行している媒体です。ワークスタイル研究所は次世代の働き方/学び方を追求し、様々な実践知とソリューションを提供する研究機関です。
さて、そんな一見『働く』ということだけにフォーカスしている媒体かと思いきや、本号は『料理と場所』をテーマに様々な方たちが寄稿する形で異国の地の食にまつわるエピソードのエッセイが一冊にまとまっています。
あの時、あの場所で食べた、あの料理。
料理を媒介として、あなたは時間と空間と直接つながる。
ラジカルなまでにローカルで、多元的で、分散的な「食」の世界は、自律分散社会の最もダイナミックな実践の場だ。
料理というスコープを通して見た人間世界は、昔もいまも、そして未来も、奔放で、豊かだ。
食の旅に、誘われてくだされ!
<目次>
◉エッセイ
#1「サフラジストの台所」山下正太郎
#2「縁側にて」関口涼子
#3「バーガー進化論」ジェイ・リー/ブルックス・ヘッドリー
#4「ハイジのスープ」イスクラ
#5「素晴らしき早餐」門司紀子
#6「トリパス公園の誘惑」岩間香純
#7「パレスチナ、大地の味」サミ・タミミ
#8「砂漠のワイルドスタイル」鷹鳥屋明
#9「ふたりの脱北者」周永河
#10「マニプールの豚」佐々木美佳
#11「ディストピアの味わい」The Water Museum
#12「塀の中の懲りないレシピ」シューリ・ング
#13「慎んで祖業を墜すことなかれ」矢代真也
#14「アジアンサイケ空想」Ardneks
#15「アメイジング・オリエンタル」Go Kurosawa
#16「旅のルーティン」合田真
#17「タコスと経営」溝渕由樹
#18「摩天楼ジャパレス戦記」佐久間裕美子
#19「石炭を舐める」吉田勝信
#20「パーシャとナレシュカ」小原一真
#21「エベレストのジャガイモ」古川不可知
#22「火光三昧の現場へ」野平宗弘
#23「収容所とただのピザ」今日マチ子
◉ブックガイド
料理本で旅する 未知の世界へと誘う33 冊のクックブック
WORKSIGHT編集部
コクヨが掲げる「自律協働社会」というありたい社会像を手がかりに、これからの社会を考える上で重要な指針となりうるテーマやキーワードを拾いあげ、探究していくメディア「WORKSIGHT」。ヨコク研究所と黒鳥社が中心となり構成された編集部が、メールマガジン(毎週火曜日配信)を中心に、書籍、イベントなどコンテンツを展開中!worksight.substack.com