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時間治療 病気になりやすい時間、病気を治しやすい時間

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時間治療 病気になりやすい時間、病気を治しやすい時間 / 著者・大塚邦明 / 講談社




時間と健康




息子が生まれてからこうして朝5時くらいに起床し、お店で紹介する本のことについて書くという朝の仕事をもう3年続けている。朝が早くなった分、寝るのも自ずと早くなって、早ければ20時半、遅くとも21時半には就寝といったこれ以上ない早寝早起きを続けている。

睡眠時間としてはこの取り組みをやる前も7時間くらい取っていたけれど、日中に昼過ぎくらいになると眠くなってしまっていたことも多々あった。けれど、超早寝早起きに切り替わってからそういうこともなくなってきたのを実感している。俗にいう成長ホルモンが分泌される22時から翌日の深夜2時までの間に睡眠を十分に取れているからなのだろう。さらにここ数年で身長が1cmほど高くなったのも、これまた不思議というかその効果を実証しているのではないだろうか。

人は良くも悪くも時間に支配されている。そしてその時間をうまく活用することで自分で健康を手に入れることができるのだ。


本書『時間治療 病気になりやすい時間、病気を治しやすい時間』では、時間治療の権威でもある大塚邦明さんが、生体リズムに基づく新しい標準医療=「時間治療」をわかりやすく紹介した一冊。

脈拍や呼吸、睡眠はもちろん、細胞分裂やたんぱく質の製造まで、人体はさまざまなリズムにしたがって「いつ」「何を」おこなうかを精密に決めている。そのリズムの乱れが、健康を害する引き金になっていた。

「朝」「月曜日」「冬」など、病気が生じやすいタイミングがあるのはなぜか?脳出血や心臓性急死にみられる1.3年のリズムの正体とは?薬が効く時間、効かない時間はどう決まるのか?それらを治療に活かす方法は?

といったことをわかりやすい実例と科学的なエビデンスによって、時間治療という最新の医療について解説する。


要は、自分で病気を生み出しているし、予防することができるのだ、と自信をもてる一冊だ。



<目次>
序章 体を守る「体内時計」、病気をもたらす「時差ぼけ」
第1章 病気になりやすい“魔”の時間があった!―時間を考慮した治療はなぜ重要なのか
第2章 生命はどう時を刻むのか?―時計細胞と時計遺伝子のからくり
第3章 時間治療を理解するための基礎知識
第4章 生活治療が効きやすい時間、効かない時間―時間治療1
第5章 「時間診断」で高血圧を治す―時間治療2
第6章 「薬の効果が増大する時間」を利用する―時間治療3
第7章 「体内時計の乱れを治す薬」を創る――時間治療4
第8章 「アンチエイジング」の時間治療―秘密のカギは宇宙飛行士が握っていた
第9章 時間治療が切り拓く「新しい標準医療」




大塚邦明
東京女子医科大学名誉教授。ミネソタ大学ハルバーグ時間医学研究センター特任研究員。東京女子医科大学特定関連施設戸塚ロイヤルクリニック所長。1948年、愛媛県生まれ。九州大学医学部卒業後、高知医科大学を経て、東京女子医科大学教授、同大学東医療センター病院長、宇宙航空研究開発機構(JAXA)客員研究員などを歴任。専門は高齢者総合内科学、睡眠医学、時間医学。日本自律神経学会会長、日本時間生物学会会長、世界時間生物学会会長などの要職を務めてきたかたわら、ミネソタ大学との共同研究で「時間治療」の発展・実践に取り組んでいる

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