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新版 東京近郊ミニハイク

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東京近郊ミニハイク / 著者・若菜晃子 / 小学館


山と人をつないだ登山ガイドの名版


本書は2009年に刊行され、2015年に装い新たに発売したのちロングセラーとなり、今年2025年大幅に増補改訂をした新版として刊行された登山ガイド本です。


2015年に発売された当時、東京の書店でアルバイトをしていた私は山積みになった本書がとんでもない早さで売れに売れていったのを目の当たりにしていました

また、私もその頃登山に興味があったので、本書を購入して掲載されている山をいくつも登りました。

使いこみすぎてボロボロになっても手放すことができないくらい思い出深い一冊です。


私のような登山初心者にぴったりな内容で、ルートマップや行程、アクセス、立ち寄りスポット、そしてコースの短い説明文と必要な情報は載りつつ、ハードルの高さを感じさせないイラストやデザイン、そして若菜さんの文章がゆるやかに山へと気持ちを向けてくれ、登山への最初の一歩を踏み出させてくれるようです。


当時は神奈川に住んでいたので関東周辺の山へ出かけていましたが、信州・上田に住んでいる今、地元・太郎山に登らないわけにはいきません。

移住してはや五年、お店の開業だ出産だなんだかんだあって未だに未登頂の太郎山。

今年の秋こそは家族で太郎山に登ろうと思っています。もちろん本書を持って。


おわりに若菜さんはこう書いています。


「山には山にしかないものがあります。」


山の空気、光、そこにしかないもの。

それはきっと登らないとわからないもの。


本書をリュックサックに入れて、山を感じに行きませんか。



<目次>

1 遠くのすてき山 日常を離れて、どこかへ(霧ヶ峰 中信・長野県;太郎山 上田・長野県 ほか)
高尾と筑波(高尾山;筑波山)
2 スニーカー山 小さなのんびり散歩やま(弘法山 丹沢前衛・神奈川県;聖峰 丹沢前衛・神奈川県 ほか)
3 秋と冬の山 より深く季節を味わいに(三頭山 奥多摩・東京都;鉄砲木ノ頭 富士周辺・山梨県 ほか)
丘陵マニア(多摩丘陵;青梅丘陵 ほか)


若菜晃子

編集者、文筆家。『wandel』編集長、『山と溪谷』副編集長を経て独立。山や自然、旅に関する雑誌、書籍を編集、執筆。「街と山のあいだ」をテーマにした小冊子『mürren』編集・発行人。

著書に『東京近郊ミニハイク』(小学館)、『東京周辺ヒルトップ散歩』(河出書房新社)、『徒歩旅行』(暮しの手帖社)、『地元菓子』、『石井桃子のことば』(新潮社)、『東京甘味食堂』(講談社文庫)、『岩波少年文庫のあゆみ』(岩波書店)、『街と山のあいだ』(アノニマ・スタジオ)など多数。旅の随筆集第一集『旅の断片』は2020年に第5回斎藤茂太賞を受賞。第二集『途上の旅』に続く第三集が『旅の彼方』

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