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Leipzig Hauptbahnhof 1981/82

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Leipzig Hauptbahnhof 1981/82 / Helga Paris / SPECTOR BOOKS

 

駅には、年齢域や社会階層を超えたあらゆるひとが往来します。
めいめいの人生が間接的に交差する不思議な場所。
定点観測をしてみたら、さまざまなドラマのワンシーンを垣間見られて面白そうです。

東ドイツの日常的な情景を映し出すことで知られるドイツ出身の写真家であるヘルガ・パリは、1970年代のライプツィヒ中央駅でカメラを構えました。彼女の瞳はせわしなく動き回る旅行客ではなく、そこに務める清掃員や売店員といった、ごく一般的なひとたちに向けられます。劇的な一幕があらわれることもなければ、行き交う人々が直接混じり合うことさえない。ささやかないとなみを静かに見つめていると、時計の針が刻むのではない、それぞれの時間が流れているのを感じます。

text by Takiko Nishiki

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Helga Paris
東ドイツの日常生活を撮った写真などで知られるドイツの写真家です。
1967 年頃から本格的に写真を撮り始め、彼女はエドヴァルド ムンク、マックス ベックマン、フランシス ベーコン、ヴェルナー ヘルトの作品に影響を受けました。1967年から 1968 年の間、彼女はウォリ・バウシクの写真研究所で働き、1969年、彼女の最初のフリーランスの仕事は、テューリンゲンの家庭で屠殺現場を写真に撮ることでした。その後は全米ビジュアル アーティスト協会に参加するなど国際的な舞台でも活動していきます。転機となったのは、1989年から1990年にかけての東西ドイツの統一。その後、東ドイツ時代の彼女の写真が多く用いら幅広く知られるようになりました。

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