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ideallie with plants 17号

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idealife with plants  17号 / 発行 ideallife(イデアルライフ)


 

静かな秋の風を感じる


 

「植物はたのしい。」をテーマに毎号植物にまつわるさまざまな特集が読める小冊子。


17号の特集は「秋の七草」。


春の七草といえば、七草粥にして頂くこともあり名前が浮かんでくるものも多いと思います。

それでは、秋の七草は?と言われたらいくつ思い浮かぶでしょう。


秋の七草は観賞用として知られ、見る人の心を豊かにしてくれる草花。


ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ。


夏から秋にかけて姿を見せるこれらの七草は、とくに暑さが鎮まりひんやりとした風が吹き始める頃に見かけるものも多く、そんな季節の変わり目とも相まって心が和らぐ気持ちになるのはきっと私だけではないと思います。

春に咲く華やかな花たちとは対照的に、秋の花は慎ましく可憐な姿で私たちの心を落ち着けてくれるようです。

本誌では万葉集の歌にさかのぼり、フローリストの方や植物や自然に縁のある方などが秋の七草の魅力について語られています。


読み進めていると、日本人は改めて自然に対する感受性が細やかで、そして日々の暮らしの相棒として様々な形で植物を取り入れていたことがわかります。


身の回りの草花に心を寄せて、その姿から自分の心の世界を広げていく。

私たちに備わる自然への感受性が開かれるような、植物への優しいまなざしが向けられた内容に自ずと心が落ち着いてくるのもきっと秋の植物の魅力なのだと思います。


少し深掘りして知る「秋の七草」。

秋の空気が気持ちいい頃に読みたい一冊です。



目次


・秋の七草

・花屋、野道 宇戸充代さんに聞く

 「秋の七草」

・七草それぞれ

・春の七草と秋の七草

・連載/植物で読む万葉集

  倉住薫

・連載/草花とわたし

  ombrage 原口瞳

・連載/わたしには植物だった

  NEROLIDOL 猪飼牧子

・連載/人と山と暮らしと

  三村剛史 

・植物にまつわる本

・植物の和菓子

  桔梗

・あとがき

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