面影 book&craft

ideallie with plants 15号

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idealife with plants ~植物はたのしい~ 15 / 発行 ideallife(イデアルライフ)


 

奥深きたんぽぽ


 

「植物はたのしい。」をテーマに毎号植物にまつわるさまざまな特集が読める小冊子。

15号の特集は「たんぽぽ」。

春になるとあちらこちらで目にするたんぽぽを生物学的視点から、野草料理から、歴史からといろいろな角度からスポットを当てた読み応えたっぷりな特集です。

なかでも面白かったのは、ネイチャーガイド佐々木知幸さんのページで、在来種・外来種の種類の変遷とタンポポの実態について。

私たちはひとくくりに「たんぽぽ」を見がちですが、種類がこんなにも多様で、地域や場所によっても分布状況が違う。そして種が広まっていくのには旅行者にくっついて移動したり、荷物やコンテナなどの者の行き来が原因になる、というのも想像をするとなんだか面白い。

東京の街なかではニセカントウタンポポの数が圧倒的に増えているのだとか。

これまた名前についくすっと笑ってしまいます。

上田に住む私は、せめてシナノタンポポを見つけられるようになりたいところです。

(シナノタンポポは在来種の一種。)


料理家やアーティスト、フローリストなど、毎号植物との記憶や思い出が綴られたページを読むのも楽しく、誌面でおすすめされている植物にまつわる本も知らない本との出会いばかりでどれも読んでみたくなります。


植物愛が詰まった冊子。

とくに今号は一冊まるまるたんぽぽ!

きっと次の春が待ち遠しくなる。

植物好きな方におすすめしたい一冊です。




目次

KAYO AOYAMA

  "dandelion rosette"

・たんぽぽのこと

・こんなに身近な存在なのにまだまだ謎がいっぱい!

  樹木医、造園家、ネイチャーガイド 佐々木知幸

・タンポポを摘んで食べてみよう

  野草料理家 松原尚世

・江戸時代のたんぽぽ

・たんぽぽのイメージ

  針金造形作家 水野后子

・たんぽぽの表現

  デザイナー KAYO AOYAMA

・連載/草花とわたし

  ombrage 原口瞳

・連載/わたしには植物だった

  NEROLIDOL 猪飼牧子

・連載/人と山と暮らしと

  三村剛史

・連載/植物で読む万葉集

  倉住薫

・植物の和菓子

  たんぽぽ

・植物にまつわる本

  たんぽぽの絵本

・あとがき

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