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円相 1号

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『円相1

著者:小倉健太郎、高橋佳苗 / 発行:DOOR BOOKS


島根県松江市の本屋DOOR店主高橋佳苗さんと、農産加工品事業主の宮内舎の二人が、自分たちを取り巻いている世界について、自分の居る場所で見つめ考え、小説と随筆で表した冊子です。


1号は、いずれも「ある」と「ない」の曖昧な間に関する文章が揃いました。

見えない世界について書くことは、自分の信じることを他者へ拡大しかねないのですが、小説という形式をとると、それがかなりやわらぎます。「そうなるつもりではなかったのに、時にどこかから強い働きかけがきてあらぬ方向へとさまようことがなかった」というお話が3つ続きます。「友人の離婚」「花の約束」「森に舟を浮かべる」


随筆は、まさに「ある」と「ない」の考察が続きます。そこからドイツロマン派が浮かび上がり、果てはアラスカの土着の死生観まで及びます。自分の身体感覚や皮膚感覚をないがしろにせずに「ない」世界をどう捉えるかといった意欲的な文章。


さらに、建築家のペーター・ツムトアの「美しさの硬い芯」という言葉から、この類まれな建築家が記憶と美しさに極めて真摯に向き合っていることを改めて見ていきます。

現代美術作家のマーク・マンダースの作品が、そこに自画像と建物を表している、ということについて、私的な印象を文章にしています。


写真家の林田摂子さんの写真集を紹介。

紫陽花色の表紙。本文では川上陽介さんの挿絵を掲載。