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Dreaming About Tomorrow 明日を夢見る

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Dreaming About Tomorrow 明日を夢みる / 作者・Johanna Tagada Hoffbeck



こころを癒す色彩美と希望



ガーデンや畑には人々のこころを癒す作用があるように思います。

仕事が上手くいかない時など、ただそこにある自然の中に身を置いていると、太陽の陽射しで草花から水蒸気が上空に上がっていくかのごとく、ちょっとした悩みや突っ掛かりも大きな空へと吸い込まれていくような感覚で少しだけ軽くなる気持ちになります。


本書『Dreaming About Tomorrow 明日を夢みる』は、2023年4月まで恵比寿にあった『Nidi Gallery』というギャラリーで2022年10月に開催した、イギリスを拠点に活動するアーティスト、ジョアンナ・タガダ・ホフベックの同名の個展の作品集です。

ページをめくった最初の彼女からのメッセージにもそんなガーデンと癒しの関係について触れられています。なんでも、大切なお祖母様が2019年に亡くなり傷心していた時もこのガーデンが助けになった経験をして改めて社会的、心理学的としてのガーデンの役割というものに興味が湧いたそう。

こうした経験を踏まえ自身の得意とするアートとこのガーデンを橋渡しをして様々なワークショップなどを行なっているようです。


『Nidi Gallery』での展示では、新作の油彩画 や自身の農園で育てた植物などから採取した天然の絵具による絵画を中心に、プロジェクト「アナログ・ダイアリー」から写真作品、セラミック デザイナーのOlivia Fid-des(オリヴィア・フィデス/イギリス)、織物作家のPauline Simonet(ポリーン・シモネ/フランス)とのユニークな共同作品などを発表しました。

会場では昨年彼女が始めた非営利の取り組み「The Gardening Drawing Club」の活動として、どなたでも参加できる「シードライブラリー(種の図書館/種の交換ボックス)」を設置したりとアーティストのジョアンナと一緒に明日を夢みるような企画となったようです。


ジョアンナのガーデンで育てた植物などから採取した絵の具の色はとても優しく美しいです。

色彩美と希望をどうぞご堪能あれ。


制作:Johanna Tagada Hoffbeck
デザイン:75W Studio
発行:Poetic Pastel Press / 2023年
ページ:44ページ / ソフトカバー
サイズ:230mm × 170mm
言語 : 英語、日本語
ISBN : 978-1-3999-4407-6
印刷:イングランド(ベジタブルオイルインキ使用)
編集:T. S. Wendelstein、Johanna Tagada Hoffbeck
写真:香川賢志、Johanna Tagada Hoffbeck
テキスト:Veronika Muchitsch、Johanna Tagada Hoffbeck、Nidi Gallery

 

Johanna Tagada Hoffbeck(ジョアンナ・タガダ・ホフベック)
1990年、フランス・ストラスブール生まれ。
イングランド・オックスフォードシャーを拠点に活動するペインター、トランスディシプリナリー・アーティスト。ペインティング、ドローイング、インスタレーション、彫刻、映像、写真、執筆などからなる作品を通じて、エコロジカルなメッセージを柔らかく繊細な手法で表現している。
プロジェクトの中には、環境や他者との交流が中心的な役割を担うものもある。自身の日常生活や自然観察からインスピレーションを得ながら、しばしば半自伝的ともいえる豊富な作品群によって、ポジティブさや前向きな気持ちを生み出すことを意図している。主な個展に「Meeting」(Pon Ding、台湾)、「The Things I made」(Nidi Gallery、東京)など。InOtherWords ImprintChose CommuneJane & Jeremy から自身の活動に関する書籍を出版。2014年、ポジティブな共同文化プロジェクト「Poetic Pastel」設立。2018年、出版シリーズ「Journal du Thé - Contemporary Tea Culture」共同設立。2021 年、「The Gardening Drawing Club」設立。

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