僕のいたわり飯 / 著者・麻生要一郎 / 光文社
この本は家庭料理のレシピがまとめてありますが、大事なキーワードはタイトルにもあるように『いたわり』です。
ページをめくってみると、The・レシピ的な調理工程などの記載がある部分は必要最小限でまとめられ、それよりはどうしてこの料理にフォーカスを当てたのかといったことが書かれています。
日常生活の労をねぎらうような穏やかな時間やそこから育まれる家庭の食卓の情景が目に浮かんでくるかのような一冊です。
ああ、お腹が空いてきたぞ。
【おもなコンテンツ】
● おひとりさまでも、自炊
● 汁物がひとつあればいい。
● 小豆をもっと食卓に。
● 元気が出ないとき
● 人をもてなす、ということ
● グラタンに刺身、も家庭ならでは。
● ていねいに、ちゃちゃっと副菜
● 素朴な甘味
<2大スペシャル対談>
1 よしながふみさん「きょう何食べる?」
2 野村友里さん「もてなしとは、一緒に食べることに意味がある。」
麻生要一郎
家庭的な味わいのケータリング弁当が好評。
雑誌へのレシピ提供、食や暮らしまわりについての執筆などを経て、
2020年には初の著書『僕の献立 本日もお疲れ様でした』を出版。