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融合しないブレンド

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融合しないブレンド / 著者・庄野雄治 / サンクチュアリ・パブリッシング



掌のなかにある確かなもの



『誰もいない場所を探している』が人気の徳島県でコーヒーの焙煎を行なっているアアルトコーヒーの店主・庄野雄治さんの随筆集(エッセイ)です。約半年間、週に一本の原稿を書くことを課して、それらを加筆修正した内容になるそうなのですが、コーヒーを毎日焙煎しながら、日常から広がる小さな疑問やモヤモヤを庄野さんなりに解釈をして論じています。

庄野さんの文章を読んでいると、日々ひたむきに何かを取り組むことの大切さ、そして何か一つに向き合うことができる状況や環境がとても幸せそうに見えて少し羨ましくなります。その中で世間一般の“普通”に流されることなく、自分の中から生まれた自分の価値基準にしっかりと気づくことが大切だということが感じ取れます。それはどこかの誰かが持っているものではなく、自分自身が持っていることなのでしょう。


本書のタイトルにもなっている『融合しないブレンド』の一節には、こんな言葉がありました。


補うより、いいところを合わせればいいのだ。融合ではなく混合。思想や主義が違っても、それを誰かに合わせるのではなく、各自がそのままで生きられる世界。できることなら、笑いながらいられる世界がいい。


はじめはブレンドのコーヒーについて話をしていたはずが、何だが現代社会にも投影されていることに気がつくはずです。


本当に大切なことは、自分の身の回りにあると、勇気をもらえる一冊です。



庄野雄治
コーヒーロースター。1969年徳島県生まれ。大学卒業後、旅行会社に勤務。2004年に焙煎機を購入しコーヒーの焙煎を始める。2006年徳島市内に「アアルトコーヒー」を、2014年同じく徳島市内に「14g」を開店。主な著書に『誰もいない場所を探している』『たぶん彼女は豆を挽く』『徳島のほんと』(福岡晃子との共著)『コーヒーの絵本』(平澤まりことの共著)、編書『コーヒーと短編』『コーヒーと随筆』『コーヒーと短編』、短編小説集『たとえ、ずっと、平行だとしても』がある。