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『円相 3号』

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『円相 3号』

著者:小倉健太郎、高橋佳苗 / 発行:DOOR BOOKS

 

島根県松江市の本屋DOOR店主高橋佳苗さんと、農産加工品事業主の宮内舎の二人が、自分たちを取り巻いている世界について、自分の居る場所で見つめ考え、小説と随筆で表した冊子。

 

以下、DOOR BOOKSオンラインショップより

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記憶とは?円相3では小説も随筆も記憶が示すことを共通テーマとして展開しています。

随筆では、善と悪がどこからくるのかと、記憶が仕舞われた世界との関係を、精神科学者であり人智学の創始者であったルドルフ・シュタイナーの考察をガイドにしながら、紐解いていきます。一方で、悪と忘却の関係を哲学者ハンナ・アレントが遺した決定的な文章をもとに、悪の本質を捉えること。そして自らを省みる行為が最終的にはエゴを超えたセルフ、そして姿を超えた「相」へと浮かび上がらせていきます。

小説はある夫婦の結婚と離婚のお話です。忘れ得ない記憶に対し罪の意識が拭えない人物の思いがけない決意と行動。それが引き起こすドラマを、かたや決意できない人物を配して描いています。忘却と罪の意識と贖いについて。

また、越知保夫という批評家が遺した小林秀雄の風景論についての文章から、見たい風景ではなく、自然をどのように見るか、自然が示す沈黙の声を聞いてきた画家や詩人の尊い世界について再考しています。

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今号も作者の方ならではの世界観や視点に刺激を受け、自分自身の深い内面の湖を眺めていくような読書体験でした。

とくに善と悪や記憶、魂、エゴとセルフについて語りながら私という「姿」を導いた随筆では、潜っていた湖からぽっと湖面へ浮上し、新たな空気をすっと吸い込むような気持ちのよい気づきがありました。

ぜひご覧ください。