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お味噌知る。

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お味噌知る。 / 著者・土井善晴、土井光 / 世界文化社


味噌汁は自由と健康のシンボル!?


江戸時代の『本朝食鑑』という書物にこうあります。


「腹中をくつろげ、血を活かし、百薬の毒を排出する。胃に入って、消化を助け、元気を運び、血のめぐりを良くする。痛みを鎮めて 、よく食欲をひきだしてくれる。毎日吐きをおさえ、腹下しを止める。また、髪を黒くし、皮膚を潤す」


文面だけ読んでみると、某ロールプレイングゲームでHPがすぐに回復する魔法の薬のような感じですが、何を隠そうこれは味噌汁の記述なのです。


本書は料理研究家の土井善晴さんと娘の光さんの共著で、日本人が一番食べている料理であろうお味噌汁についてまとめられた、料理レシピ本です。

大半のページは味噌汁のレシピが分かりやすくまとめられています。ページを捲るとその多様さに驚くことでしょう。その時々に応じて具材を油で炒めた後に味噌汁にしたり、パンとの付け合わせでの味噌汁なんかも出てきます。水で具材を煮て味噌を入れれば、はい、出来上がり!といった感じで、味噌汁づくりの発想はとても自由なんだということに改めて気付かされることでしょう。


土井善晴さんの前著『一汁一菜でよいという提案』でもこの味噌汁については、結構力強く言及されていますが。本書の後半の土井善晴さんの書き下ろし『自分で作って食べることが すべての始まり』です。にはどうして味噌汁というものに本書でフォーカスを当てたのかということが、語られています。

そこで感じ取れるキーワードは「自由と健康」でした。人が毎日を気持ちよく過ごすために必要な要素であるこの二つ。そしてこれらのシンボルが味噌汁で、かつ自分の美意識を表すものであり、料理と家族、そして人々を結びつけるものなのだということが実感できるでしょう。


料理レシピ本であるものの、自分の身の回りのことを一度見直していきたい時に開きたい一冊です。



目次

1 自立の味噌汁(落とし卵といろいろ野菜の味噌汁;炒めキャベツの味噌汁 ほか)
2 家族の味噌汁(揚げ卵の味噌汁;きゅうりとハムの味噌汁 ほか)
3 組み合わせる味噌汁(シウマイ弁当と、もやしの味噌汁;豚まんと、菜の花の味噌汁 ほか)
4 季節の味噌汁(春;夏 ほか)
5 味噌料理、スペシャルな味噌汁(味噌のおむすび;茄子の油味噌 ほか)

6 『自分で作って食べることが すべての始まり』です。 土井善晴




土井善晴 / 料理研究家
料理研究家・土井 勝の次男。芦屋大学卒業後、スイス、フランス、大阪で料理修業。土井勝料理学校勤務の後、1992年に独立、「おいしいもの研究所」代表。十文字学園女子大学特別招聘教授、甲子園大学客員教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員。1987年より『きょうの料理』(NHK)などに出演する。著書に『一汁一菜でよいという提案』『くらしのための料理学』『土井善晴のわが家で和食全101巻』『土井善晴の素材のレシピ』『料理と利他』など多数。


土井 光 / 料理研究家
料理研究家・土井善晴の長女。白百合女子大学でフランス語学を専攻、その後フランス・リヨンにあるL'institut Paul Bocuseでフランス料理とレストランマネージメントを2年半学び卒業。三つ星レストラン「ミッシェル・ゲラール」「トロワグロ」で料理、リヨンの老舗ショコラティエ「ベルナション」でパティシエとして勤務。在仏歴7年。2018年より「おいしいもの研究所」在籍。料理講習会のフランス語通訳やフランスと日本文化を繋ぐイベント参加なども行う。本書が初の共著となる。