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たすかる料理

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たすかる料理 / 著者・按田優子、写真・鈴木陽介 / リトルモア


ふつうが一番美味しい。


東京・代々木上原と二子玉川にある按田餃子。

初めてお店にお邪魔したのが二子玉川のお店の方で、店内に入ってみると定員さんの格好やスタイルや内装や設えがどこかのアジアの異国の定食屋感が万歳で店構えからして、てっきりどこかの中国の会社が経営しているものだと思っていました。

オーダーした餃子はというと店構えなどとは打って変わって、どこか安心感のあるホッとするような味わいだったことを覚えています。そして、もちろん餃子が旨い。


さてここまで書いていればなんとなくわかるかと思いますが、按田餃子は按田さんという日本人が作ったお店です。

本書『たすかる料理』にも書かれていますが、お店を作る際に、どんな方でも来られるようにという大きなコンセプトがあったそう。だから言ってしまえば“ふつう”の日常からの延長線のような時空間が広がっていたのだと思います。

この“ふつう”を作ったり表現したりするのが一番難しいと思うのですが、これを本書では料理や自炊に取り組む姿勢のところから按田さんなりの考えをまとめてくれています。


一般に料理を作ろうというと、例えばハンバーグといったように完成のイメージから食材を調達したりといった工程を踏むことが多いかと思います。しかし按田さんのスタイルは、その反対で食材からスタートしていくイメージです。文字でそんなことを言われても、料理人でもないし、ありもので作るとなるとセンスが問われそうですが、本書に目を通してみると、汎用的に使える食材を選び下ごしらえをしてその時々で分けて使って作っているような感じでした。そうです。そのスタイルには肩肘張らずに無理をしていないのです。特に一例で挙げられていたチチャロンは、スープに炊き込みご飯にと色々と使えそうなのでちょっと試してみたくなりました。


自炊は自分の調子を知るバロメーター。

自炊のやらなければならないを緩やかに解きほぐしてくれる一冊です。

そして読み終わった頃には、台所に進んで立っていたくなるはずです。


<目次>
1 助けたい包みたい按田餃子でございます
2 ふだんの食事はしびれ旨くなくていい
3 自由に生きるための自炊
4 料理の軸になる食材たち
5 みんなにとっての按田餃子
6 ふろく



按田優子 /文・料理
保存食研究家。菓子・パンの製造、乾物料理店でのメニュー開発などを経て2011年独立。食品加工専門家として、JICAのプロジェクトに参加し、ペルーのアマゾンを訪れること六回。2012年、写真家の鈴木陽介とともに「按田餃子」をオープン。
著書に『男前ぼうろとシンデレラビスコッティ』(農文協)、『冷蔵庫いらずのレシピ』(ワニブックス)。雑誌での執筆やレシピ提供など多数。


鈴木陽介 /写真
写真家。写真集に『カレーライス』、『むし』等。按田優子の著書『冷蔵庫いらずのレシピ』では料理の撮影を担当。その撮影がきっかけで、按田さんと出会い、按田餃子を開く。

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