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新種の老人 とーやまの思考と暮らし

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新種の老人 とーやまの思考と暮らし / 著者・遠山正道 / 産業編集センター


『Soup Stock Tokyo』やネクタイブランド『giraffe』、ニューサイクルコモンズ『PASS THE BATON』などを手掛ける株式会社スマイルズの代表の遠山正道さん。

この『新種の老人 とーやまの思考と暮らし』は、遠山さんが還暦を迎えた2022年に1997年(35歳)にお勤めされていた三菱商事の社員時代から2022年(60歳)までのエッセイ200選を時系列にまとめた一冊です。

最近書き下ろしたであろう最後の200番目のエッセイには、本書のタイトルにもある『新種の老人という概念』について綴っています。そこで遠山さんは、還暦を迎えた2022年は、ちょうどサッカーで言えば前半戦が終わりハーフタイムに入ったところと表現しています。現在は後半戦に向けて色々と作戦を考えているそうで、生き方や考え方のOSを刷新するためにこの『新種の老人』という言葉を生み出したそう。

まだ自身でも描ききれていない『新種の老人』という言葉を作り仮にピン留めし、自分が自ら体現していくことで自己理解を深めていく。そして具体的な妄想を広げていくという考え方は目的ありきの現代の考え方からするとハッとさせられます。

『生活価値の拡充』と銘打って事業を多角的に展開している遠山さんらしい、何事も言葉から作り上げていくアップデートのやり方なのだろうと思いました。


通常一冊の本を作るときは、フォントや文字組みなどは統一していきますが、エッセイごとにフォントなども変わっていて遠山さんのチャーミングな人柄も表現されているようです。


本書と同じタイトルでスタートした遠山さんのYouTubeチャンネル『新種の老人 / A new type of old man - masatoyama』も必見です。エッセイの後半部分に度々登場する北軽井沢の別荘での日々について配信されています。

先日のJ-WAVETakram Radio(ナビゲーター:渡邉 康太郎さん)でのお話も合わせてこちらの一冊を読んでもらえるとより深く楽しんで読んでいただけると思います。


 

遠山正道
1962年生まれ、東京都出身。青山通りを走る都電で小学校に通い、慶應義塾大学では体育会水上スキー部所属。1985年 三菱商事株式会社入社、都市開発事業部や情報産業部門所属。 1996年代官山ヒルサイドテラスで初個展。1997年日本ケンタッキーフライドチキンに出向。1999年「Soup Stock Tokyo」開業。翌年、三菱商事初の社内ベンチャー企業として株式会社スマイルズを設立し社長に就任。ネクタイブランド「giraffe」、ニューサイクルコモンズ「PASS THE BATON」、「檸檬ホテル」、「刷毛じょうゆ 海苔弁山登り」、「The Chain Museum」などの他、代官山ロータリークラブ初代会長、新たなコミュニティ「新種のimmigrations」などの設立、運営。2021年東京ビエンナーレで作家として展示。2022年1月25日還暦。

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