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いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち―

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著者:稲葉俊郎 / 出版社:アノニマ・スタジオ

本書は、医師の稲葉俊郎さんが「個」のいのちについて語った前作『いのちを呼びさますもの』の続編。
今回は「個」のいのちを支える、「場」のいのちについて綴られています。

「場」との関わりあいは、社会と接する私たちすべてにもたらされています。
「職場」「家庭」「それ以外の場(サードプレイス)」…。
一人になりたいときに行きたい場所、ちょっと話をしたくてつい立ち寄ってしまう馴染みの場所…。みなそれぞれが「場」をお持ちだと思います。
「場」を作っている方もいれば、「場」を求めている方もいる。
これからの私たちは、どんな「場」があるといいでしょうか。どういう「場」に居たいでしょうか。

稲葉さんは、

「それらの場所は体が自然に深呼吸をする場であり、心のざわめきが落ち着き、安らぎを感じられる場でもある。」(本書66Pより引用) と述べています。

今は、家での過ごし方、会社との関わり方、どちらにも変化が生まれ、揺らいでいます。距離の問題から「場」に集うこともなかなか難しくなりました。
ニュースでは暗い情報ばかりが流れて不安になるし、先が見えない状況で無自覚に心身が疲れてしまっている方も多いと思います。
そんな不安定な世界に生きている今、安らぎを感じられる「場」は誰にとっても必要です。

そしてその安らぎの「場」は私たち自身で作っていくものだと稲葉さんは言います。

「私たちは、これからどういう時代を生きていくのだろうか。それは与えられるものではなく、私たちがともに考え、ともに悩み、ともに心を動かして創造していくものだ。」(本書6Pより引用)

そんな場をどうやって作ったらいいか、 本書では、
・私たちが普段「あたま」「こころ」「からだ」をどのように使っているか。
・感覚をひらくこと、感受性を育てること。
・内側を解放するためのアート、ゆるむ場。
・私たちがありのままでいられる対話とは
など、心身のこと、五感のこと、それから人との関わり方などの視点から語られています。

まさに今、読みたい一冊です。

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