中世修道院の庭から 歴史、造園、栽培された植物 / 著者・ミシェル・ボーヴェ、監修・深町 貴子、 翻訳・ダコスタ 吉村 花子 / グラフィック社
庭=内省の場
「ごく平凡でありながら、
本書は、中世ヨーロッパの修道院の成り立ちや、庭の歴史、
中世ヨーロッパ時代の修道院をとりまく社会情勢や歴史、
修道院とはキリスト教の戒律に従って共同生活をする場所のこと。
生涯を修道院の中で過ごす修道士や修道女が外出する必要がないよ
一見閉ざされて禁欲的に感じられる庭の壁や囲いも、
中世と現代を行き来しているような気分になる本書、
土に触れ、作物を育てることは心の平安や落ち着きにも作用する。
修道院で自然と実践されていたことが興味深いですね。
目次
序文/はじめに/修道院の庭の歴史/簡素さと内省/栽培の実践/
ミシェル・ボーヴェ
ガーデニング、ワイン、芸術、文明を専門とする作家、翻訳家。
ガーデニングと自然をこよなく愛し、『ちいさな手のひら事典 バラ』(グラフィック社)ほか、
深町 貴子(監修)
園芸家。
(有)タカ・グリーンフィールズ専務取締役。(公財) 日本家庭園芸普及協会理事。
「趣味の園芸 やさいの時間」(NHK Eテレ)講師のほか、数多くのメディアでも活躍中。
監訳書に『フランスの菜園から 野菜、ハーブ、草花に彩られたポタジェのある暮らし』(グラフィ
ダコスタ 吉村 花子(翻訳)
翻訳家。
明治学院大学文学部フランス文学科、
フランス語、英語の翻訳書多数。