面影 book&craft

日々のぽかん体操

販売価格 価格 ¥1,980 通常価格 単価  あたり 

税込 配送料は購入手続き時に計算されます。

日々のぽかん体操 / 文・川﨑智子、絵・ワタナベケンイチ / 雷鳥社


 

季節の巡りと整体


 

整体指導者として「と整体」を主宰する川﨑智子さんの新刊は、一年をとおして季節に応じた体操を10日ごとに「動詞」で紹介した内容。


季節の巡りに沿うように人間の体と心の状態には変化があり(整体では「体の波」と呼ぶ)、大体10日周期で体と心の低調・好調期に影響している、と本書の「はじめに」で書かれています。


今日はなんだか頭が痛いな、と思ったら低気圧のせいだったり、最近どうにも体がだるい、無気力になってしまう、と思ったら季節の変わり目による自律神経の乱れだったり。

私たちの体は自分自身の意思でコントロールできる部分が思った以上に少ないのだと思います。

そうしたときに抗うのか、受け入れて脱力できるか。

受け入れるためには、私たちの体や心と自然がつながっていることを体感として得ることも一つの手段です。


私なんかは不調はだいたい気圧か星の巡りのせいにしています(笑)。

というのは冗談ですが、なにか不調があらわれて物事が思いどおりにいかなくなった時に、そういう言い訳ができたら自分自身を責めなくてすみますよね。


季節の巡り、自然のリズムを整体的観点から紐解いた本書はとても面白く、自然と体はつながっていて、体と感情もしっかりつながっているんだ、と腑に落ちることができます。

七十二候の暦を意識するように、本書を10日ごとにひらいて「体の暦」を知っていくと、自然とその時期の心構えができ、自分自身を一歩引いて捉えることにつながるかもしれません。


効果を求めてやる体操、ではなく、体を操ることによってそのときの自分の体にどんなことが起こっているのか目を向ける、観察をする体操。


川﨑さんの本で一貫して大切にしていることが「自分の体を観察する」こと。

観察することは感じること。


日々忙しさに追われている方や誰かのために尽くしすぎている方は、自分の感覚をないがしろにしていませんか。

季節の巡りや変化と共に自分に目をかけてあげたり、体に触れてあげる体操が本書では紹介されています。

日常生活の隙間に、「ぽかん」とする体操をぜひ。

 

<目次>

目次

かく
ひらく
もぐる
なげる
ひろう
あびる
かざる
おく
かがむ
ふく
こする
あたる
かぐ
まげる
ふれる
のばす
ねじる
おす
ふる
かける〔ほか〕

 

川﨑智子
1970年5月5日宮崎県生まれ。2歳より絵を描き始め、20代まで画家として過ごす。33歳で「野口整体」に出会う。自己観察と活元運動によって不調が回復し、元気になる。35歳で気を独学後、整体指導者として整体活動を開始する。現在「と整体」を主宰し、主に高尾で整体指導を行っている。パートナーと茶トラ猫との3人家族。主な著書に『整体対話読本 ある』(共著)、『整体対話読本 お金の話』(共著)、『整体対話読本 こどもと整体』(共著)(すべて土曜社より刊行)、ほか『私の自己観察手帖』(観察と編集)など。

x