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いのちを呼びさますもの

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著者:稲葉俊郎 / 出版社:アノニマ・スタジオ

小さい頃から人一倍体が弱く、病院で過ごす時間が長かったという稲葉さんが、医師となり、命と向き合う現場にいるなかで日々感じていること、影響を受けたことなどをしなやかな視点で綴ったエッセイ。

第一章:体と心の構造 体との対話/医療の本質/部分と全体を診る/体を構成する60兆個の細胞たち/視覚の発達/光の正体/植物性臓器と動物性臓器/人間の体の進化/生命と自然のリズム/生命維持に必要な睡眠システム/夢は外と内を繋ぐ接点/夢に隠されたメッセージを読み解く/意識と無意識のコミュニケーション

第二章:心のはたらき 意識と無意識/西洋と東洋 心のありよう/自我とは/矛盾と葛藤/抑圧と投影/メタファーとしての「病」/外的行為と内的世界の相互作用/心が求めるエネルギー/未知なる新しい自分の創造/創造のプロセス

第三章:医療と芸術 医療と芸術の接点/「病気」を考えるか「健康」を考えるか/「治る」と「治す」のプロセス/アール・ブリュットの世界/言葉と生きる人/“神話”を撮る人/内的世界を表現する人/命がけで日々を生きる人/生き方で芸術を体現した人/生と死を受け継ぐ人/暮らしの中の美を愛した人/「道」がもたらす人間の智慧/人間という美

上記目次のとおり、体と心の調和に興味がある方には、きっとピンとくる言葉と出会えると思います。

「現代は、外向きの社会的な自分と、「いのち」を司る内なる自分とが分断されようとしている時代だ。」(277P おわりに より)

と書かれているように、外側の自分と内側の自分が調和することについて、繰り返し語られており、これまで私たちは外側(社会)の世界への働きかけに翻弄されることが多く、自分自身の内側とつながる時間を日々の生活のなかで、どれだけ意識的にとれていただろう、と気づかされます。

本書の中で静かに語られている言葉には、稲葉さんが体と心を通して得た感受性がそのまま移し出されていて、心に染み入ったり、共感したり、穏やかな気持ちになったり。

読んでいると自然と自分自身の内側に意識が向いてくるようになります。

装丁もよいので、贈り物としても。 ぜひ自分に、誰かに。